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2007年05月
出産~入院四日目

今日も点滴。一日に数回するから、腕には針痕が増えていく。

昼前の点滴時、すごく痛くて腕がしびれて腫れてきたから我慢できずに看護婦さんを呼ぶと、点滴がもれていたらしい。
落ち込んでいるときにこういうのはやめて欲しい。
痛いとさらに気が滅入って、よくないことばかり考えてしまう。

今日も母乳を搾ってみたけれど、炎症のせいか疲れのせいか、ほとんど出なかった。
母乳育児をしたかったけれどこれじゃ到底無理だ。
そしてそのわずかな母乳をまたすゐなママが持って行ってくれた。
うりは元気だというメールにはおしゃぶりをしているうりの画像が。
ショックだった。
自分の知らないところで自分より先に色々してもらっているうり。
大事な時期を見逃しているみたいで、出産の時からやり直したくなった。何の問題もなくすんなりと産めたらよかったのに。

すゐなは今日も朝にこちらによって、夜にはうりのところへ行ってからまたここに来てくれた。
「泣いてたのバレバレ」と言われてしまった。
他の人にもバレちゃってたかもしれない。

明日の検査結果がよければ、予定通り私は明後日退院。
でもうりはいつ退院できるか分からない。
本来なら産院で赤ちゃんのお世話の仕方を学んだり慣れたりするのに、私は何もしていない。
こんなことでやっていけるのかとすごく不安になる。


自分はほんと打たれ弱い。
この後ろ向きな気分は産後鬱も入っているんだろうか。
親になったんだから、もうちょっと強くならないといけないな。

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出産~入院三日目

今日も点滴浸け。
頭痛薬をもらったけれどあまり効かない。
麻酔のみならず薬も効きにくい体質なんだろうか。

一日中寝るか食べるかしかすることがないうえ外にも出ていないからか時間感覚がとてもおかしい。
今何日なのかすぐに思い出せないし、入院してからずいぶん経ったような気がする。

うりがいない上に頭痛も加わって、マイナス思考の鬱状態。
他の人たちは赤ちゃんと一緒にいるのに自分は一人。
赤ちゃんのお世話グッズがあるのがすごく虚しく感じる。
後陣痛が胎動を思い出させてさらに憂鬱にさせる。

今日もすゐなママが来てくれて、搾った母乳をうりのところに届けに行ってくれた。
昨日と今日と母乳を搾ってみたけれど、大して出なかった。直接吸ってもらえたらもうちょっと出るんだろうか。

私の母も来てくれた。
落ち込んでいるときには話し相手がいると気が紛れて助かる。
体も拭いてくれた。出産以降シャワーを浴びる元気もなく入れる状態でもなかったのだ。

すゐなは朝、出勤前に顔を出してくれて、退社後はうりの所に行ってからまた私のところに来てくれた。
今日はミルクをあげたけど、うりは寝てばっかりだったらしい。
私はお世話をまったくしていないから、羨ましかった。
それと同時に母乳でなくミルクをあげなければいけないのが悲しかった。なんの問題もない状態だったら、ミルクをあげるのにも抵抗がなかったのかもしれないけれど。

夜の採血で私の炎症は少し良くなってきているのがわかったけれど、貧血になっているので点滴時に鉄も注入することになった。
錠剤でなく液体で直接血管にいれるってことはよっぽどの貧血なのかもしれない。

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出産~入院二日目

分娩台の上で目が覚めたのが6時。
産後にはトイレにいかなければいけないので、まだふらふらしつつもお手洗い。
それはいいとして、お腹もその下もまだ痛いしうえにとても頭が痛い。
部屋に行って寝ておきてもまだ頭が痛い。
やたらと量の多い朝ごはんをかなり頑張って食べる。普段ならおいしく食べれるのになぁと思いながら。
お昼になってもまだ頭痛は治まらず、ご飯を食べる気になれない。でも食べないと治らないし……
すゐなママが来てくれたので半分ほど食べてもらった。

お昼すぎ、院長先生がやってきて「赤ちゃんに炎症反応がでている」と告げられた。
ひどい数値ではないけれど、念のため別病院に搬送するとのこと。
出発前にうりを抱っこしたけれど……とても悲しくなった。
母乳育児推奨で母子同室同床だからこの産院を選んだのに、これじゃあ何の意味もない。
ちゃんと元気に産んであげれたらこんなことにならなかったのに、と。
お乳を吸わせてみたけれど、うまく吸えないらしく母乳をあげれなかった。
うりは片手でさげれるくらい小さな保育器に入れられて、救急車で運ばれていった。

炎症が起こっているのはうりだけでなく、私もだった。
朝からのひどい頭痛はそのせいで、点滴をしなければならなくなった。
私のほうが炎症がひどいらしい。やっぱり炎症は私のせいなんだろう。

搬送時にはすゐなママにつきそってもらい、仕事中のすゐなは呼び出されてうりの搬送先に。
私の両親もきてくれたのに別病院へ行ってもらうことになり、さらにうりはNICUに入ってしまっていたので抱っこもさせてあげれなかった。
お産は何が起こるか分からないと知ってはいたけれど、安産体型だから大丈夫と思い込んでいただけにショックだった。

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出産

初めに。

将来出産しようと思っている人やプレママさんで難産体験を聞くと産みたくなくなりそうな人や、血などの生々しい話が苦手な人はご注意ください。
どっちも大丈夫という人はどうぞ。

また、自身の記録でもあるため、無駄に長いです。ご了承を。

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ぬいぬい

今日は一日中ぬいぬい。

うりのためにと手作りおもちゃキットを二つほど買ってたんですが、そのうち……と思いつつ作成してませんでした。
でも、そろそろ出てくるし流石にまずいと今日、作成開始。ほんとこういうのっていつもギリギリ。

にぎにぎ3個セットとネコのぬいぐるみの二つのキット。
それぞれ作成目安は3時間で計6時間のはずでしたが……半日以上かかった……
午前中に衣替えして、それから延々と縫い物し続けて、夜中にまで突撃して。
手が遅いのか。
……ごめんよ、うり。わたしゃ縫い物得意じゃないんだよ。

ちなみにミシンはないので全部手縫い。
しかも裁縫道具は小学校5年のときのもの。まだまだ使えます。

うりが気に入ってくれるかどうかは分からないけど、作ったことに意義がある、はず。

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